デュアルSIMって何?
デュアルSIMとは、SIMカードが2枚セットできる機能のことです。
最近発売されるSIMフリーのスマホの多くが、デュアルSIM対応になっています。
デュアルSIMのメリットは?
デュアルSIMには、次のようなメリットがあります。
- SIMカードを差し替える必要がない
- 1つのスマホで2つのSIMカードを使うことができる
SIMカードを差し替える必要がない
国内と海外を頻繁に行き来する場合など、わざわざSIMカードを差し替える必要がありません。私が知っているスマホの中には、13枚SIMカードがさせるスマホもあると聞いたこともあります(笑)
1つのスマホで2つのSIMカードを使うことができる
SIMカードを2枚セットできるということは、2つの電話番号を使い分けることができます。1つのスマホで、仕事とプライベートの電話番号を使い分けることができます。
他にも、音声通話用のSIMカードとデータ通信用のSIMカードの2枚をセットして使うということもできます。長電話する人は大手キャリアのかけ放題プランがいいため、『①大手キャリアの音声通話専用SIMカード』と『②格安SIMのデータ通信専用SIMカード』をセットして使うということもできます。
デュアルSIMには3種類ある
SIMカードが2枚セットできるから、2枚同時に使えるというわけではありません。デュアルSIMには3種類ありますので、その名前と特徴を説明します。
デュアルSIMの種類 | 特徴 |
シングルスタンバイ (DSSS) |
2枚のSIMを同時に使うことができません。 手動で切り替える必要があります。 |
デュアルスタンバイ (DSDS) |
2枚のSIMを同時に待ち受けすることができます。 片方で通信している場合、もう片方で通信ができません。 |
デュアルアクティブ (DSDA) |
2枚のSIMを同時に待ち受けにすることができます。 2枚同時に通信することができます。 |
それぞれについて詳しく説明します。
シングルスタンバイ(DSSS)とは?
DSSSとは、『Dual SIM Single Standby』の略です。2枚のSIMカードをセットできますが、同時に使うことはできず、手動で切り替えて使う必要があります。
そのため、音声通話SIMとデータ通信SIMの2枚をセットして使う場合、電話の着信とLineやメールなどの着信を同時に待ち受けすることができません。
デュアルスタンバイ(DSDS)とは?
DSDSとは、『Dual SIM Dual Standby』の略です。2枚のSIMカードをセットでき、どちらのSIMカードも待ち受け状態にすることができます。
ただし、片方のSIMカードが使用中(電話中など)のときに、もう片方の通信(Lineやメールの着信など)をすることができません。
デュアルアクティブ(DSDA)とは?
DSDAとは、『Dual SIM Dual Active』の略です。2枚のSIMカードをセットでき、どちらのSIMカードも待ち受け状態にすることができます。さらに、片方のSIMカードが使用中(電話中など)のときに、もう片方の通信(Lineやメールの着信など)をすることができます。
そのため、スピーカーで通話しながらインターネットで調べるといった使い方もできます。
デュアルスタンバイ、デュアルアクティブは意味がない場合がある!?(おまけ)
DSDSやDSDAを使う人はほとんどいないでしょうし、難しい話になるので興味がある人だけご覧ください。少し昔の話です。
デュアルSIMについて説明しましたが、少し前は、日本国内ではSIMを2枚セットしても片方しか使うことができませんでした。なぜかというと、少し前のDSDS/DSDA対応のスマホのほとんどが、同時待ち受けできるのが3G(4G)と2Gに限られていたからです。日本国内では、3Gと4Gは使われていますが、2Gは使われていません。そのため、3Gと4Gの同時待ち受けはできず、実質的にはシングルスタンバイでした。
最近のSIMフリーのDSDS/DSDA対応のスマホは、両方のSIMが3Gと4Gに対応しているため、問題ないと思いますが、デュアルスタンバイを使う場合には、念のため確認してから購入しましょう。
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