格安SIMに向いている人、向いていない人

格安SIM向いている人向いていない人 格安SIM豆知識

格安SIMは、スマホの使い方によっては大手キャリアより高くなる場合もあります。また、大手キャリアと比べてサポートが手薄いため、スマホが使えなくなるトラブルが発生しても自力で解決することが求められます。

この記事ではそういったことにならないよう、格安SIMに向いている人、向いていない人についてご説明したいと思います。

格安SIMのメリット・デメリット”と重複するところもありますがご容赦ください。

格安SIMに向いている人

次のような人は、格安SIMに向いている人です。

  1. 携帯料金を安くしたい意思が強い人
  2. 機種にこだわりがない人
  3. 長電話しない人

全てに当てはまる人が格安SIMに向いていると思ってください。

それではそれぞれについて詳しく説明します。

1.携帯料金を安くしたい意思が強い人

これは絶対に必要です。格安SIMに乗換えると、月額約4,000円は安くなりますが、それに伴い多少の労力がかかります。そうはいっても、はじめの乗り換え時期が大変なだけでそれ以降は、特に労力はかかりません。

また、トラブル発生時も面倒です。頼れる家族や知人がいる人は問題ありませんが、周囲にそういう人がいない場合は、インターネットのWebサイトと格安SIMの電話相談窓口に頼ることになります。

そういう意味で、「携帯料金を安くしたい!」という強い意志が必要です。

2.機種にこだわりがない人

機種に強いこだわりがないという人は、格安SIMに向いています。

また機種に多少のこだわりがあっても、最近ではSIMフリースマホが増えており、インターネット通販(Amazonや楽天など)で気軽に購入することができるため、選択肢は増えているため、そこまで問題にならないかもしれません。インターネット通販ではなく、実際に手に取って買いたいという方は、中古品ですがゲオで購入することもできます。

どうしても大手キャリアから販売されいているスマホがいいという人は向いていません。

3.長電話しない人

格安SIMは、通話時間に比例して通話料金が発生します。一般的な格安SIMは、30秒毎に20円の料金がかかります。そのため、長時間電話する人は向いていません。目安として1カ月の合計通話時間が50分を超える場合は、逆に高くなることがありますので注意が必要です。

しかし、最近では定額オプションがあります。『10分以内の通話は無料』や『家族間通話は30分無料』、『国内通話料上位3番号の通話料が無料』といったオプションが約800円でつけることができます。格安SIM事業者によって異なりますが、使い方によっては長電話する場合でも、格安SIMの方が安くなります

格安SIMに向いていない人

次のような人は格安SIMに向いていません。

  1. 長電話する人
  2. キャリアメールを使う人
  3. 店舗窓口で相談したい人
  4. 大手キャリアで販売される機種がいい人
  5. 通信速度に全く妥協できない人

1つでも当てはまる場合は、大手キャリアの方がいいと思います。

それでは少し詳しく説明します。

長電話する人

格安SIMの通話オプションをつけたとしても、4人以上の人と毎日数時間以上電話する人は、格安SIMに向いていません。

現時点(2018年2月)では、大手キャリアのかけ放題を利用した方が安くなることがほとんどです。

目安として、定額オプションを付けた場合で、通話超過時間が5時間以下であれば、格安SIMを検討してもいいかもしれません。(”格安SIMはどれくらい安いのか?ドコモとIIJmioで比較してみました”の記事参照)

キャリアメールを使う人

大手キャリアの人が無料で使える『XXX@docomo.ne.jp』や『○○○@ezweb.ne.jp』のメールアドレスのことをキャリアメールと呼びます。

このキャリアメールを使いたい人は、格安SIMに向いていません。

最近では、LineなどのSNSで連絡を取り合う人が多くなっているため、メールを使うことが減ってきているかと思います。しかし、キャリアメールからしか届かない友人(PCメールなどは迷惑メール扱いにされる)やキャリアメールしか登録できないお店もあったりします。そういう人は、大手キャリアを使う必要があります。

店舗窓口で相談したい人

ドコモショップやauショップで店員さんに相談したい人は、格安SIMに向いていません。

一部の格安SIM事業者(UQmobileやY!mobileなど)は、店舗を構えていますが、地域が限定されているため全国的ではありません。プラン変更やトラブル発生時などに店舗窓口で相談したい人は、大手キャリアの方がおすすめです。

大手キャリアで販売される機種がいい人

大手キャリアから販売される最新機種がいい人も、格安SIMには向いていません。

大手キャリアと同じ機種がSIMフリーで販売されている場合は問題ありませんが、スマホによっては大手キャリアのみの販売というスマホもあります。

最近では、インターネット通販で新品同様として販売されていることもありますが、赤ロム(機種代未払いで通信制限され使えない端末のこと)の可能性もありますので、スマホに詳しくない人はおススメしません。

通信速度に全く妥協できない人

通信速度は絶対に速い方がいい!」という人も、格安SIMには向いていません。

格安SIMは、通信速度が遅いというイメージを持たれている人もいるかもしれませんがそうではありません。Webサイトの閲覧やメール利用であれば、全く問題ありません。しかし、「少しでも速い方がいい」、「お昼の混雑時でも速い方がいい」という方は、大手キャリアの方が向いています。

格安SIMの中でもサブブランドである『UQmobile』や『Y!mobile』は、通信速度が速いため、通信速度を優先したい人はサブブランドを選ぶという選択肢もあります。

格安SIMに向いていない人でも使える方法

格安SIMに向いていない人で挙げた、

  1. 長電話をする人
  2. キャリアメールを使う人

この2点については解決方法がありますので、その方法を少しご紹介します。

ガラケーとスマホの2台持ち

長電話する人にとって、格安SIMと大手キャリアの関係は次のようになります。

事業者 通話料金 データ通信料金
大手キャリア 定額のため安い 高い
格安SIM 長電話すると高い 安い

これらの特徴から、通話は大手キャリアを利用し、データ通信は格安SIMを利用するという2台持ちという方法があります。

この方法であれば、『電話かけ放題+データ通信3GB』を利用した場合でも3,500円以下にすることも可能です。また、現在ガラケーでキャリアメールを使っていて、これからスマホを利用したいという人もガラケーとスマホの2台持ちをすることでキャリアメールを使いながら、格安SIMを利用するということも可能です。

詳しくは、”スマホに乗り換える前に2台持ちを検討すべき2つの理由”をご覧ください。

最後に

いかがでしたか?

格安SIMは広まってきてはいますが、スマホ利用者の約3%程度だそうです。この記事を読んで、「格安SIMにむいているな~」と思われた人は、他の人よりも一足先に格安SIMに乗り換えてはいかがでしょうか?


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