格安SIMはどれくらい安いのか?ドコモとIIJmioで比較してみました

ドコモ VS IIJmio 格安SIM豆知識

格安SIMってどれくらい安いの?

「”格安SIM”って格安っていうけど、どれくらい安いの?」と思いますよね?

人によって携帯電話の使い方が違うので、はっきりということはできませんが、月々3,000円~5,000円は安くなります。実際に、現時点(2018年2月)で大手キャリアと格安SIMを比較して見ます。

様々なケースが考えられるため、以下の4つのケースで料金を比較します。
※機種代や特別なキャンペーン、割引も除いた料金比較になります。

  1. ほとんど使わない人(電話は待ち受けのみ、データ通信量1GB/月)
  2. 一般的な使い方をする人(通話時間80分/月、データ通信量3GB/月)
  3. 電話をよく使う人(通話時間6時間/月、データ通信量3GB/月)
  4. ネットをよく使う人(通話時間80分/月、データ通信量10GB/月)

大手キャリアは、ユーザーが多い『ドコモ』、格安SIMは、老舗と呼ばれている『IIJmio』のプランで比較しました。

結論

読むのがめんどくさい!という方のために、先に結論を書きたいと思います。

結論:ドコモからIIJmioに変えると、3,900円~4,800円ほど安くなる(但し、長時間電話する場合は除く)

という結論になりました。

4つのケースの比較結果

4つのケースの比較結果は、以下の通りになります。

1.ほとんど使わない人【電話は待ち受けのみ、データ通信量1GB/月】
3,900円安くなる。

2.一般的な使い方をする人【通話時間80分/月、データ通信量3GB/月】
4,800円安くなる。

3.電話をよく使う人【通話時間30時間/月、データ通信量3GB/月】
24,430円高くなる。但し、超過時間約5時間40分まではIIJmioの方が安い

4.ネットをよく使う人【通話時間80分/月、データ通信量10GB/月】
4,140円安くなる。

 

携帯電話の使い方は人それぞれのため、「○○円安くなります!」とひとまとめにすることはできませんが、4つのケースを比較した結果から、長電話する人以外は、格安SIMに乗り換えることで、約4,000円は安くなるといえるのではないでしょうか。

以下の記事でも説明していますが、ほとんどの人が、3分以内の通話で、3GB程度のデータ通信量で十分足りています。大手キャリアは、プランの選択肢が少なくあまり使わない人が損をしてしまう料金設定になっています。格安SIMには通信事業者が600社以上あり、プランも様々です。格安SIMの自分に適したプランへ、乗り換えを検討してはいかがでしょうか?

 

興味がある方は、以下の記事(比較した結果)もご覧ください。

ほとんど使わない人

【使用条件】電話は待ち受けのみ、データ通信量1GB/月

電話はかかってくるばかりで、自分からはほとんど電話しません。

データ通信は、Webサイトの閲覧やメール、Lineのやり取りがほとんどです。この程度であれば、データ通信量1GBで足りる場合がほとんどかと思います。また、スマホ利用者の70%は、1GB未満しか利用していないというデータもあります。

出展:NTTコム リサーチスマートフォンのデータ通信量と月額料金に関する調査

 

この条件に最適な、ドコモとIIJmioのプランと料金は以下の通りです。

通信会社 項目 料金 合計 備考
ドコモ カケホーダイライトプラン 1,700 5,500 5分以内通話無料
データSパック(小容量) (2GB) 3,500
SPモード 300
IIJmio ミニマムスタートプラン(3GB) 900 1,600
音声通話機能付帯料 700
通話料金
(みおふぉんダイアル利用)
0 10円/30秒

通話は、ドコモは1回5分以内の国内通話は何度かけても無料ですが、IIJmioは、通話時間に比例して料金が加算されます。仮に、60分/月電話した場合でも通話料金(+1,200円)で2,800円となり3,000円以内に抑えることができます。

データ通信は、IIJmioの方が1GB通信量を多く利用することができます。

結果:IIJmioの方が3,900円安くなる。

一般的な使い方をする人

【使用条件】通話時間80分/月、データ通信量3GB/月

一般的な使い方のを通話時間80分/月、データ通信量3GB/月とした理由について簡単に説明します。

通話時間は、総務省の”通信量からみた我が国の音声通信利用状況”を参考に、1日に1回、2分40秒の通話を30日間利用したとします。その場合に、通話時間が80分/月となるためです。

データ通信量は、スマホ利用者の90%が3GB未満というデータがあるため、データ通信量3GB/月としています。※ほとんど使わない人を参照

この条件に最適な、ドコモとIIJmioのプランと料金は以下の通りです。

通信会社 項目 料金 合計 備考
ドコモ カケホーダイライトプラン 1,700 7,000 5分以内通話無料
データMパック(標準) (5GB) 5,000
SPモード 300
IIJmio ミニマムスタートプラン(3GB) 900 2,200
音声通話機能付帯料 700
誰とでも3分&家族と10分 600 下記参照
通話料金
(みおふぉんダイアル利用)
0 10円/30秒

IIJmioの『誰とでも3分&家族と10分』は、通話定額オプションで、3分以内の通話はすべて無料になります。また、家族間の通話は10分以内が無料となる定額オプションです。

通話は、1日に1回2分40秒の電話を30日かけた場合のため、どちらも通話料が無料となります。

データ通信は、ドコモがデータ通信量を2GB余らせることになります。

結果:IIJmioの方が4,800円安くなる。

電話をよく使う人

【使用条件】通話時間30時間/月、データ通信量3GB/月

極端なケースになりますが、1日に1回1時間の通話を30日間使った場合を想定します。データ通信量は、一般的な3GB/月とします。

この条件に最適な、ドコモとIIJmioのプランと料金は以下の通りです。

通信会社 項目 料金 合計 備考
ドコモ カケホーダイプラン 2,700 8,000 24時間無料定額
データMパック(標準) (5GB) 5,000
SPモード 300
IIJmio ミニマムスタートプラン(3GB) 900 32,430
音声通話機能付帯料 700
誰とでも10分&家族と30分 830 下記参照
通話料金
(みおふぉんダイアル利用)
30,000 10円/30秒

IIJmioの『誰とでも10分&家族と30分』は、通話定額オプションで、10分以内の通話はすべて無料になります。また、家族間の通話は30分以内が無料となる定額オプションです。

通話時間が30時間/月となると、大手キャリアのカケホーダイプランは外すことができません。IIJmioの場合は、最初の10分のみ無料となるため、超過した50分については1,000円の通話料金が発生します。

但し、これは通話時間が連続1時間を30日間という前提条件の結果です。実際には、10分以内の通話を何回もすることも考えられます。そこで、上記プランで通話時間がどの程度超過した場合に、ドコモとIIJmioのどちらが安いかという比較をしてみました。

ドコモvsIIJmio料金比較

超過時間が279分を境に、IIJmioの料金がドコモの8,000円を超えることがわかります。

家族や恋人と長電話(月約6時間以上)をする人は、ドコモのほうが安くなります。

結果:IIJmioの方が24,430円高くなる。(但し、超過時間約5時間40分までIIJmioの方が安い)

ネットをよく使う人

【使用条件】通話時間80分/月、データ通信量10GB/月

電話は、一般的な使い方と同じ通話時間80分/月とします。データ通信量は、10GB/月利用した場合で比較します。

この条件に最適な、ドコモとIIJmioのプランと料金は以下の通りです。

通信会社 項目 料金 合計 備考
ドコモ カケホーダイライトプラン 1,700 8,000 5分以内通話無料
ウルトラデータLパック(20GB) 6,000
SPモード 300
IIJmio ファミリーシェアプラン(10GB) 2,560 3,860
音声通話機能付帯料 700
誰とでも3分&家族と10分 600
通話料金(みおふぉんダイアル利用) 0 10円/30秒

通話は、どちらも定額プランに収まるため、通話料金は発生しません。

データ通信は、ドコモが10GB余らせることになります。今回10GBで比較しましたが、IIJmioは20GBのプランがありません。もし、「データ通信量10GBじゃ足りない!20GBは欲しい」という人は、DMMmobileやOCNモバイルONEをご検討ください。データ通信量20GBでも、約4,000円とドコモと比較しても安い料金で利用することができます。

結果:IIJmioの方が4,140円安くなる。

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