スマホで使えるmicroSDカードとは?
SDカードって聞いたことありますか?「聞いたことあるけどよくわからない・・・」という人も少なくないと思います。今回は、①SDカードとはどういうものか、②スマホで使うmicroSDカードの選び方についてご紹介します。
SDカードとは?
SDカードとは、デジタルカメラやスマホ、パソコンなどの家電機器で利用されているメモリーカードのことです。SDカードには、写真や動画、音楽などのデジタルデータを保存したり、再生することができます。
どんな時に使うの?
デジタルカメラやスマホの本体は、写真などのデータを保存できる容量が限られています。SDカードは大容量のデータを保存できるため、デジタルカメラなどにSDカードを接続することで、たくさんの写真や動画が保存できるようになります。
撮影した写真や動画は、保存しておくだけでは意味ないですよね?一般的には、テレビやパソコンで見たり、プリントアウトして使うと思います。SDカードにデータが保存されていれば、そのSDカードを取り外して、テレビやパソコンに接続すれば簡単にデータを転送し、再生することができます。
SDカードとmicroSDカードの違いは?
SDカードには、SD、miniSD、microSDの3種類の大きさがあります。miniSDはあまり使われていないので、SDとmicroSDについて説明します。
サイズ
SDカードは、24mm×32mmのサイズです。厚みは2.1mmです。
microSDカードは、11mm×15mmのサイズです。厚みは1mmです。
用途(主に使われる機器)
SDカードは、デジタルカメラやビデオカメラ、パソコン、テレビ、プリンタなどで使われています。microSDカードと比べ、抜き差しの頻度が多いため取り扱いしやすいサイズになっています。
microSDカードは、ケータイやスマホ、オーディオプレーヤーなどで使われています。サイズが小さく、小型で持ち運びができる機器に使われています。SDカードと比べ、小さすぎるため少し扱いづらいサイズです。抜き差しの頻度は多くないため、取り出しにくい位置にカードスロットがあることが多いです。
microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード
ちょっとややこしいですが、microSDカードでも更に3種類分かれています。でもそんなに難しくないです。容量によって呼び方が異なるだけなので(笑)
種類 | 容量 | 意味 |
---|---|---|
microSDカード | 2GB | ー |
microSDHCカード | 4GB~32GB | High Capacity(大容量) |
microSDXCカード | 64GB以上 | eXtended Capacity(超大容量) |
スマホによって、対応していないmicroSDのカードがある場合もあるため、知識として知っておきましょう。
スマホで使うmicroSDカードの選び方
スマホで使うSDカードは、microSDカードになります。microSDカードを選ぶポイントについて説明します。選ぶときのポイントは主に3つです。
■選ぶポイント
- 容量
- 速度
- 価格
この3つのポイントについて詳しく説明します。
1.容量
最初に自分のスマホがどのmicroSDに対応しているかチェックしましょう。
microSDHCにしか対応していないスマホに、microSDXCカードを挿入しても使えません。逆に、microSDXCに対応したスマホであれば、microSDHCカードを挿入しても使えます。
次は、容量の目安です。32GBの容量であれば、次の記録枚数や時間、曲数が保存できます。
種類 | 形式 | 容量32GB |
---|---|---|
動画 | 低画質(720×480 0.6Mbps) | 約11時間6分 |
高画質(1920×1080 1.3Mbps) | 約5時間13分 | |
画像 | 低画質(800万画素) | 約8,192枚 |
高画質(1400万画素) | 約2,496枚 | |
音楽 | MP3形式(4分の曲128kbps) | 約4,096枚 |
参考:知ったかぶりはもう卒業!よくわかるSDカード|GREEN HOUSE グリーンハウス
実際に使ってみないとピンとこないと思います。全く分からない人は、microSDHCカード対応であれば32GB、SDXCカード対応であれば64GB~128GBもあれば十分足りるかと思います。
容量が多いほど値段が高くなりますので、自分にあった容量を選びましょう。
2.速度
SDカードには、速度にも違いがあります。速度の規格は2種類ありますが、どちらも数字が大きければ大きいほど速度が速いことを表しています。「速度が速いと何がいいの?」と思われるかもしれませんが、速度が速いと、動画などの大容量のデータをコピーするときに短時間でコピーすることができます。
SD スピードクラス
SDカードには、視力検査のマークの中に数字が書かれたようなロゴがあります。
これが速度を表しています。1秒間に読み書きできる最低保証速度を表しています。
SDスピードクラス | 最低保証速度 |
---|---|
CLASS 2 | 2MB/sec |
CLASS 6 | 6MB/sec |
CLASS 10 | 10MB/sec |
UHS-Ⅰ
UHS-Ⅰ(Ultra High SpeedⅠ)は、2010年に規格化された速度規格です。UHS-Ⅰ対応の機器で使用すると最大104MB/secの速度が出ます。※実測値は変動します。
UHS-Ⅰ規格に対応してたら更に速い速度が出るんだ。ぐらいの感覚で覚えていれば問題ないと思います。
速度の必要性
「速度ってそんなに重要なの?」と思われる人もいるかもしれません。
4Kといった高画質な動画や高速連写撮影を行う場合には、スピードクラス10が必要です。膨大なデータを瞬時にSDカードに書き込む必要があるため、速度が必要になります。速度が速いほど値段が高くなります。
一般的な使い方であれば、CLASS 10を選んでおけば問題ありません。
3.価格
容量は多ければ多いほど、速度は速ければ速いほど価格が高くなります。ここでは、Amazonなどのネット通販で購入する場合の目安をご紹介します。
容量 | 速度 | 価格 |
---|---|---|
32GB | CLASS 10
UHS-Ⅰ対応 |
1,300~3,000 |
64GB | 2,500~4,500 | |
128GB | 4,500~6,000 |
メーカー保証や耐久性が高いものは値段が高くなっています。逆にエコパッケージや海外パッケージ品などは安くなっています。
お店とネット通販どっちがいい?
microSDカードは、家電量販店やホームセンター、コンビニなどでも購入できます。しかし、価格が高い割には、容量は少なく速度が低いことが多くあります。緊急でどうしても今すぐ必要でないとき以外は、ネット通販での購入をおすすめします。
まとめ(microSDカードの選び方)
microSDカードの選ぶときのポイントはご理解いただけましたでしょうか?
最後に、私だったらここを基準にして選ぶというポイントをまとめて終わりにしたいと思います。
- 容量(32GB~128GB)から自分にあった容量を選ぶ
- 速度は、CLASS10以上、UHS-Ⅰ対応
- SDカードアダプタ付き
- 5年保証付き(あれば○というぐらい)
- ブランドは、TOSHIBA、SAMSUNG、SanDisk、Transcendのいずれか
- パッケージは気にしない
ネットで購入するときは、Amazonのランキング上位を選べばまず間違いはないと思います。レビューも参考にしてから購入しましょう。
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