大容量(10GB以上)を使う人におすすめの格安SIM
今回は、データ通信をよく使う人向けの大容量(10GB以上)のプランを提供しているおすすめの格安SIMについてご紹介します。
※この記事では、データ通信容量が10GB以上のことを大容量とします。
大容量(10GB以上)のデータ通信は何に使う?大容量プランに向いている人
ほとんどの人が1か月で使うデータ通信容量は、3GB以下でデータがあります(“皆はどれくらい?一般的なスマホのデータ通信量は?“記事を参照)。そもそも10GB以上のデータ通信量は必要なのでしょうか?
大前提として、家にインターネットの光回線を引いていない人は、Wi-Fiが使えなためデータ通信容量に困る人は多いと思います。あまり使わない人でも、スマホやアプリのアップデートは必要です。最近は、動画や音楽配信サービスなどのデータ通信容量を必要とするサービスが多くなり、そのサービスを利用する人も増えています。そのため、データ通信容量が足りないから大容量が必要という人も増えてきています。
大容量(10GB以上)プランに向いている人
具体的にどういった使い方をしている人が大容量プランに向いているのでしょうか?
データ通信容量を必要とするサービスを挙げてみました。
- 動画コンテンツを見る人
- ゲームアプリを使う人
- スマホで電子書籍を見る人
- ストリーミングの音楽を聴く人
- SNSサービスをよく使う人
1.動画コンテンツを見る人
YouTubeなど動画を見る人は、たくさんのデータ通信容量が必要です。最近では、Ameba TVやAmazonプライムなど、動画配信サービスはますます増えています。利用料金は定額ですが、利用するためより多くのデータ通信容量が必要なため、動画コンテンツを見る人は、大容量プランが向いています。
2.ゲームアプリを使う人
ゲームアプリのデータ通信容量自体はあまり多くを必要としませんが、長時間プレイする場合や、ゲームのアップデートが頻繁に行われるため、多くのデータ通信容量を必要とします。ゲームアプリの種類にもよりますが、ゲームをよくする人は大容量プランが向いています。
3.スマホで電子書籍を見る人
最近は、スマホで電子書籍の漫画を見る人も増えています。漫画1巻あたり50MB~100MBもあるため、全巻ダウンロードするとなると大容量が必要になります。
4.ストリーミングの音楽を聴く人
音楽などをスマホにダウンロードして再生する場合は、自宅のWi-Fiでダウンロードしてしまえば、問題ありません。しかし、最近では定額制音楽配信ストリーミングのサービスが増えています。言葉はわかりづらいですが、具体的には、Apple MusicやAmazon Prime Music、LINE MUSICなどです。
ストリーミングとは、インターネットに接続した状態で再生する方法のため、多くのデータ通信容量が必要となります。
5.SNSサービスをよく使う人
SNSサービスをよく使う人も多くのデータ通信容量を必要とします。ページの一つ一つの通信容量は少ないですが、たくさんのページを閲覧しているとデータ通信容量もバカになりません。中には写真や動画の投稿も多くあるので、思った以上にデータ通信容量を消費します。
大容量プランにしなくてもいい人
大容量プランに向いている人を5つご紹介しましたが、『4.ストリーミングの音楽を聴く人』と『5.SNSサービスをよく使う人』は、大容量プランにしなくても他の方法で解決できます。その方法をご紹介します。
低速モードでストリーミングの音楽を聴く
格安SIMの中には、通信速度を『高速モード』と『低速モード』の切り替えができる格安SIMがあります。通信速度の切替に対応してる格安SIMはいろいろありますが、OCNモバイルONEやIIJmioなどです。
ストリーミングの音楽は、長時間聴くため多くの通信容量を必要としますが、高速の通信は必要としません。低速モードで200kbps以上の通信速度が出れば、ストリーミングの音楽を聴くことは十分できます。低速モードで通信すると、通信容量を消費しないため、大容量プランに変更する必要はありません。
SNSフリーを利用する
特定アプリのデータ通信容量をカウントしない、カウントフリーのサービスを提供する格安SIMがあります。カウントフリーになる対象アプリは、格安SIM事業者によって異なりますが、SNSフリーと呼ばれるオプションを付けることで、LINE・Twitter・Facebook・Instagramなどの代表的なSNSアプリのデータ通信容量がカウントされません。
基本料金に含まれているLINEモバイルや250円でSNSフリーのオプションをつけれるDMMモバイルなどがあります。SNSで多くのデータ通信容量を使う人は、このSNSフリーをうまく活用すれば月3GBのデータ通信容量でも十分足りる場合があります。
大容量(10GB以上)プランがあるおすすめの格安SIMは?
前置きが長くなりましたが、大容量(10GB以上)プランがあるおすすめの格安SIMを5社ピックアップし、以下にまとめてみました。
【データ通信のみ】
格安SIM事業者 | 10GB | 12GB | 15GB | 20GB | 30GB | 40GB | 50GB |
---|---|---|---|---|---|---|---|
DMMモバイル | 2,190 | – | 3,280 | 3,980 | – | – | – |
イオンモバイル | – | 2,680 | – | 3,980 | 5,380 | 7,480 | 10,300 |
OCN モバイル ONE | 2,300 | – | – | 4,150 | 6,050 | – | – |
mineo | 2,520 | – | – | 3,980 | 5,900 | – | – |
エキサイトモバイル | – | – | – | 3,980 | 5,980 | 7,980 | 10,180 |
【音声通話+データ通信】
格安SIM事業者 | 10GB | 12GB | 15GB | 20GB | 30GB | 40GB | 50GB |
---|---|---|---|---|---|---|---|
DMMモバイル | 2,890 | – | 3,980 | 4,680 | – | – | – |
イオンモバイル | – | 3,280 | – | 4,680 | 6,080 | 7,980 | 10,800 |
OCN モバイル ONE | 3,000 | – | – | 4,850 | 6,750 | – | – |
mineo | 3,220 | – | – | 4,680 | 6,600 | – | – |
エキサイトモバイル | – | – | – | 4,680 | 6,680 | 8,680 | 10,880 |
※ドコモ回線とau回線を提供している格安SIM事業者は、ドコモ回線の料金を表示しています。
10GB~20GBのプランを選ぶ場合
10GB~20GBまでは、格安SIM5社の中でDMMモバイルが最安値です。
DMMモバイルは、低速のみのライトプランから20GBまでの10種類のプランが用意されています。余った通信容量の繰り越しもあり、必要に応じて通信容量プランを簡単に変更できるため、おすすめの格安SIMです。私自身DMMモバイルを利用していますが、通信速度も割と安定している方だと感じています。
30GB以上のプランを選ぶ場合
30GBのプランは4社あります。格安SIM5社の中でイオンモバイルが最安値です。
40GB以上のプランは、2社しかありません。音声対応の有無によって最安値は異なりますが、イオンモバイルの方が料金が安く設定されています。
格安SIMは店舗を持たない事業者が多く、持っていても少ない店舗数という場合がほとんどです。しかし、イオンモバイルは全国に店舗を構えているため、窓口があった方がいいというユーザーにおすすめです。
店舗は少ないですが、安心して格安SIMを使いたいならNTT系列のOCNモバイルONEもおすすめです。格安スマホとSIMのセット非常に安く、これからスマホを持つ人にもおすすめです。大手がいいという方は、OCNモバイルONEを選んでみてください。
au回線で大容量プランを選ぶ場合
au回線を提供している格安SIMは少なく、その中で大容量プランを提供している格安SIMは更に少なくなります。au回線で大容量プランを契約するなら、mineoの一択になると私は考えています。
mineoは顧客満足度が非常に高く、通信速度も安定して評価が高いため、au回線の大容量プランであれば、mineoがおすすめです。※上記の表はドコモ回線料金のため、au回線は料金が異なります。
大容量を複数枚のSIMでシェアする場合
大容量のプランを1つ契約し、複数台のスマホやタブレットで使用する方法もあります。シェアする場合、基本のプラン料金に含まれている場合と別途料金がかかる場合があるので注意が必要です。
格安SIM事業者 | 2~3枚 | 4~5枚 |
---|---|---|
DMMモバイル | 月額300円/枚 | × |
イオンモバイル | 無料 | 月額200円/枚 |
OCN モバイル ONE | 月額400円/枚 | |
mineo | ※繰越分をシェア | |
エキサイトモバイル | 無料 | 月額390円/枚 |
上図を見てもらえばわかりますが、イオンモバイルとエキサイトモバイルは、3枚目まで追加料金が発生しません。そのため、複数枚で利用するのであれば、イオンモバイルかエキサイトモバイルがおすすめです。
mineoは、少し考え方が異なり、繰り越したデータ容量をグループ内でシェアできます。最大5回線までシェア可能ですが、それぞれに基本データ容量回線を契約する必要があります。30GBの大容量プランを5枚で利用する場合は以下のような考え方になります。
合計32GB 8,450円
1枚目:30GB 5,900円
2枚目:500MB 700円
3枚目:500MB 700円
4枚目:500MB 700円
5枚目:500MB 700円
複数回線割引:-250円
※auプラン(Aプラン)料金のシングルタイプ
余った分をよく月にみんなでシェアする形となるため、契約した月はシェアすることができません。
最後に
繰り返しになりますが、最近は、動画配信や音楽配信サービスが増え、データ通信容量を必要とするサービスが増えてきています。それに伴い、大容量プランに変更したいという人も増えてきています。
そういった背景があり、今回は大容量プランを提供しているおすすめの格安SIM5社を紹介しました。大容量は料金が高いですが、それでも大手キャリアと比べると非常に安い料金設定となっています。ぜひ、自分に合った格安SIMを選んで活用してみてください。
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