格安SIMについて調べていると、必ず大手キャリアという言葉を目にします。ほとんどの人が知っている会社のことをまとめた言葉なのですが、大手キャリアという言い方はあまり知られていません。
このページでは、大手キャリアについて詳しく解説します。
大手キャリアとは?
携帯電話会社といえば、どの会社名を思い浮かべますか?
おそらくDoCoMo、au、Softbankの会社名が出てくるかと思います。これら3社のことを一般的には、「大手キャリア」とか、「三大キャリア」と呼ばれています。
キャリアとは、「運び手=carrier」が語源で、情報を運ぶ携帯電話会社のことをキャリアと呼ぶようになったといわれています。
大手キャリアの特徴
格安SIMや格安スマホという言葉が一般的に知られるようになりましたが、現時点(2018年)では多くの人が大手キャリア(DoCoMo、au、Softbank)を利用されています。
格安SIMと比較して、大手キャリアのサービスにどういった特徴があるかをまとめてみました。
- 店舗がある
- スマホ本体と基本料金(通信料金)がセット販売
- キャリアメールがある
- 携帯修理のとき、代替機を用意してくれる
「当たり前じゃないか」とほとんどの方が思ったかと思います。しかし、格安SIMはこれらのサービスがほとんどありません。簡単に言うと、これらのサービスを簡素化して、安く通信サービスを提供しているのが格安SIMの特徴といえます。
それでは、それぞれについて少し詳しく説明します。
1.店舗がある
大手キャリアは、至るとこに店舗があります。各市町村には最低1つはありますし、主要な駅では、駅周辺に複数の店舗があることも珍しくはありません。大型ショッピングセンターの中や郊外にも店舗もあり、何かあればすぐに相談することができます。
店舗では、スマホの購入や契約はもちろん、故障やトラブルの相談にも対応してくれます。中には、スマホ教室を開催している店舗もあります。
2.スマホ本体と基本料金(通信料金)がセット販売
スマホ本体の金額はいくらぐらいかご存知でしょうか?ピンキリですが、大手キャリアの店舗で売られているスマホ本体は、2,3万円~10万円するものもあります。
しかし大手キャリアでは、スマホ本体の料金は0円(もしくは格安)と表示され、月々の分割払い(24カ月払)の料金から割引して、実質端末代0円という形でセット販売されていることがほとんどです。
ここで何を伝えたいかというと、スマホ本体の料金を回収するため、月々の基本料金が高く設定されており、2年以上同じ機種を使い続ける場合、損をする可能性があるということです。
3.キャリアメールがある
皆さんメールを使っているかと思いますが、そのメールアドレスは、『XXX@docomo.ne.jp』や『○○○@ezweb.ne.jp』といったアドレスになっていますよね?これらは、キャリアメールと呼ばれていて、DoCoMoやauといった大手キャリアが提供しているサービスの一つです。
格安SIMに乗り換えると、キャリアメールが使えなくなるため注意が必要です。最近では、キャリアメールが使えなくても困ることはなくなってきましたが、お店によっては、キャリアメールしか登録できないといったサービスもありますので、ご注意ください。
4.携帯修理のとき、代替機を用意してくれる
大手キャリアは、携帯を修理に出したとき、当たり前のように代替機を貸し出してくれます。格安SIMの場合は、代替機を貸し出してくれるとことはほとんどありません。
大手キャリアのまとめ
大手キャリアについてまとめると、次のようになります。
- 大手キャリアとは、ドコモ、au、Softbankのこと
- 大手キャリアは、サービスが手厚く、料金が高い
- 格安SIMは、サービスを簡素化しているため格安で利用できる
格安SIMに乗り換える前に、格安SIMと大手キャリアとの違いはしっかり理解しておきたいところです。これらについては、ぜひ覚えておきましょう。
どうしても大手キャリアがいい人は・・・?
携帯料金は安くしたいけど、大手キャリアがいいという人もいるかと思います。
そういった人には、2年毎にMNPを利用して乗り換えるのが最も安く方法です。このほかには、Softbankがインターネットで販売している「おとくケータイ.net」などは、店舗で購入するよりも安く大手キャリアを利用できるため、検討してみてはいかがでしょうか?
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