大画面でスマホを使いたい人におすすめのファブレット
知り合い(60代女性)から、新しくスマホを使ってみたいという相談がありました。
初めはドコモのガラケーからスマホへの乗り換えを検討しましたが、実質2,000円以上の値上げで条件も複雑でした。そのため、ガラケーとは別にSIMフリーの端末を買って格安SIMを入れて使う方向で進めることになりました。
60代のため、画面の見えやすさが重要です。そこで、画面サイズが大きいSIMフリーの端末(ファブレット)を色々調べました。おすすめの端末を見つけましたので、4つピックアップしてご紹介します。
- 【ヤマダ電機】EveryPhone AC(12,800円)
- 【ASUS】ZenFone Max Plus M1(29,800円)
- 【HUAWEI】HUAWEI Mate 10 lite(42,800円)
- 【ASUS】ZenFone3 Ultra(59,800円)
※【メーカー】商品名(発売価格)を表しています。
※商品名をクリックすると公式サイトの製品ページが開きます。
ファブレットについて知りたい方は、”ファブレットとは?”記事をご覧ください。
まとめ
ピックアップした4機種について、おすすめポイント、どんな人に向いているかを解説します。
『EveryPhone AC』のおすすめポイント
6インチの大画面のスマホが12,800円です。カメラの画素数が800万画素と低いデメリットはありますが、それ以外は非常にコストパフォーマンスが高く、はじめて使うスマホとしては十分ではないかと思います。また、ヤマダ電機の2年間保証も魅力的です。「格安SIMは、故障したときが心配」という人でも、ヤマダ電機に持ち込むことができるため、安心できるかと思います。
大画面のスマホを安く使いたいという人におすすめなファブレットです。
出典:EveryPhone EP-171ACのスペック|EP-171ACのSIMフリースマホ
『Zenfone Max Plus M1』のおすすめポイント
ファブレットを探しにヨドバシカメラに2018年2月20日に行ったのですが、3日前の2018年2月17日に発売された最新機種というところに惹かれました。このスペックで29,800円というのは、以前はなかったスマホです。設定でモード変更をすることができ、『簡単モード』にすると文字とアプリの表示を大きくできるという点もおすすめです。特定のユーザーだけになりますが、トリプルスロット対応(SIMカード2枚にMicroSDが使える)のため、SIMカード2枚使う人とっては、魅力的なポイントだと思います。
低スペックでは満足できないけど予算が限られてる人におすすめなファブレットです。
出典:ZenFone Max Plus (M1) | スマートフォン | ASUS 日本
『HUAWEI Mate 10 lite』のおすすめポイント
実機を触っての感想ですが、「意外と大きくなく、重たくもないなぁ」という印象でした。5.9インチなのでもちろん大画面なのですが、横幅を抑えたデザインになっており片手でも持ちやすいスマホになっています。他の機種と比べ、記憶容量が64GBと大きいのもおすすめです。カメラは、アウトもインもデュアルレンズを搭載しており、自撮りをする人にもおすすめです。ゲームなどをしない限りは、処理速度も速く十分なスペックだと思います。
購入する場合は、3年保証をつけることをおすすめします。実質300円以下で水濡れや落下も保証してもらえます。
少し高くても性能がいいものが欲しい、大画面がいいけどコンパクトなスマホが欲しいという人におすすめなファブレットです。
出典:HUAWEI Mate 10 lite スマートフォン | 携帯電話 | HUAWEI Japan
『ZenFone3 Ultra』のおすすめポイント
ピックアップした4機種の中で少し古い機種になりますが、非常に高機能なスマホになります。処理速度やカメラ性能も高く、高音質源の『ハイレゾ』にも対応しています。
6.8インチと画面が大きく少し重たいと感じるかもしれませんが、持ち運ぶことのできるサイズです。旅行の移動中に動画や電子書籍を見るのにはちょうどいいサイズだと思います。
価格は高くてもいいものが欲しい、鞄に入れて持ち運ぶから大きさはあまり気にしない、という人におすすめなファブレットです。
出典:ZenFone 3 Ultra (ZU680KL) | スマートフォン | ASUS 日本
ファブレット4機種を壱のおすすめ度で紹介
壱の独断と偏見で、ご紹介したファブレット4機種を3段階評価してみました。買うときの参考にして下さい^^
項目 | EveryPhone AC |
ZenFone Max Plus M1 |
HUAWEI Mate 10 lite |
ZenFone 3 Ultra |
---|---|---|---|---|
メーカー | ヤマダ電機 | ASUS(台湾) | HUAWEI(中国) | ASUS(台湾) |
発売日 | 2017年4月 | 2018年2月 | 2017年12月 | 2016年12月 |
価格 | 12,800円 | 29,800円 | 42,800円 | 5~6万円 |
見やすさ | ★☆☆ | ★★☆ | ★★☆ | ★★★ |
処理速度 | ★☆☆ | ★★☆ | ★★☆ | ★★★ |
カメラ性能 | ★☆☆ | ★★☆ | ★★☆ | ★★★ |
記憶容量 | ★☆☆ | ★★☆ | ★★★ | ★★☆ |
重さ | ★★☆ | ★★★ | ★★★ | ★☆☆ |
バッテリー | ★★☆ | ★★★ | ★★☆ | ★★★ |
保証・サポート | ★★★ | ★☆☆ | ★★☆ | ★☆☆ |
興味がある方は、以下の記事もご覧ください。少し詳しく解説しています。
6インチの大画面スマホが12,800円『EveryPhone AC』
1つ目は、2017年4月28日に発売されたヤマダ電機オリジナルSIMフリースマホ『EveryPhone AC』です。
同時に発売された6機種のうち、下から2番目に安い機種になります。
『EveryPhone AC』の特徴
6インチ大画面のスマホ
EveryPhone ACの一番の特徴は、6インチという大画面のスマホという点です。実際に店舗で見ましたが、画面が大きくすごく見やすかったです。1,280×720HDと少し解像度が低いですが、悪いという印象はありませんでした。
持った感じは、少し重たいかなぁと感じましたが、サイズ的に当たり前の重さではないかという印象でした。
ヤマダ電機の2年保証付き
EveryPhoneシリーズには、2年間保証がついています。「格安スマホは、トラブル発生時が心配」という方が多いと思いますが、EveryPhoneはヤマダ電機が窓口となっているため、安心して使うことができます。ヤマダ電機は全国各地にあるため、地方の方でも多くの方が利用できるかと思います。
『EveryPhone AC』のデメリット
カメラの画素数が、800万画素と性能が低い点が気になりました。スマホ上ではそこまで違和感ありません。同じ800万画素のスマホを使ったことがありますが、写真を転送してパソコンで開くと、画質が悪いなぁと感じます。
それと、ボタンの配置が逆なことです。『履歴ボタン』が左、『戻る』ボタンが右となっており多くのAndroidスマホと逆の配置になっています。今まで使っていたスマホと異なる人にとっては、ストレスになるかと思います。
『EveryPhone AC』の主なスペック
EveryPhone ACの主なスペックは次の通りです。
項目 | スペック |
---|---|
ディスプレイ | 6.0インチIPS液晶1280×720(HD) |
OS | Android7.0 |
CPU | 4コア(1.3GHz) |
メモリ/容量 | 2GB/16GB |
バッテリー | 3,000mAh |
カメラ | アウトカメラ800万画素 インカメラ200万画素 |
サイズ | 164.5×82.8×8.9(mm) |
重さ | 約195g |
microSD | ○(最大64GB) |
Wi-Fi | 802.11b/g/n(2.4GHz) |
センサー | GPS/加速度/照度/近接 |
SIMサイズ | micro SIM/microSIM(DSSS※) |
※DSSSについては、”デュアルSIMとは?”をご覧ください。
大画面かつ大容量バッテリー『ZenFone Max Plus M1』
2つ目は、2018年2月17日にASUSから発売された『ZenFone Max Plus M1』です。
ZenFoneのバッテリーを大容量にしたMaxシリーズになります。
『ZenFone Max Plus M1』の特徴
4,130mAhの大容量バッテリー
バッテリーは、4,130mAhと一般的なスマホ(3,000mAh以下)と比べて非常に大容量になっており、バッテリー残量を気にせずに使えます。さらに、リバースチャージ機能を搭載しているので、他のUSB機器を充電することもできます。
フルビューディスプレイ
5.2インチのコンパクトボディーを最大に生かした5.7インチのフルHD+(2,160×1,080)フルビューディスプレイです。そのため、持ったときに「5.7インチにしてはすごく軽いなー」という印象でした。画質も十分きれいだと感じました。
シニア向けの簡単モードへ変更
設定の特別モードから表示の変更ができます。シニア向けの簡単モードへ変更すると、文字やアイコンが大きく表示されるため、見やすくすることができます。キッズモードにも変更ができ、キッズモードはアプリ毎に使用制限を設定するといったことができます。
『ZenFone Max Plus M1』のデメリット
ミドルスペックの機種なのに、Wi-Fiが802.11ac(5GHz)に対応していません。Wi-Fiを使った高速通信を期待する人にとっては、デメリットです。逆に気にならない人にとっては、デメリットにはなりません。
CPUは8コアですが、1.5GHzと少し性能が低い印象です。ゲームなどをせず、Webサイトの閲覧やメール、Lineをする分には全く問題ありません。
『ZenFone Max Plus M1』の主なスペック
項目 | スペック |
---|---|
ディスプレイ | 5.7インチワイドIPS液晶(フルHD) |
OS | Android7.0 |
CPU | 8コア(1.5GHz) |
メモリ/容量 | 4GB/32GB |
バッテリー | 4,130mAh |
カメラ | アウトカメラ1600万画素+800万画素広角カメラ インカメラ200万画素 |
サイズ | 152.6×73×8.8(mm) |
重さ | 約160g |
microSD | ○(最大256GB) |
Wi-Fi | 802.11b/g/n(2.4GHz) |
センサー | GPS/加速度/コンパス/照度/近接/ジャイロスコープ/指紋 |
SIMサイズ | nanoSIM/nanoSIM(DSDS) |
HUAWEI Mate 10 lite
3つ目は、2017年12月8日に発売された『HUAWEI Mate 10 lite』です。
”lite”は、手ごろで買いやすい価格のモデルを意味しており、『HUAWEI Mate 10 Pro』の約8万円の半額約4万円で購入できます。
『HUAWEI Mate 10 lite』の特徴
5.9インチ大画面なのに持ちやすいコンパクトボディ
5.9インチと大画面ですが、縦長になっているため、女性の手にもすっぽり収まるコンパクトボディになっています。ひと昔前の5.2インチのスマホと同じような感覚で持てます。ZenFone Max Plus M1より数mm大きいのですが、薄いためか持ちやすい印象でした。
アウトカメラもインカメラもダブルレンズ
カメラは、アウトカメラだけでなく、インカメラもダブルレンズになっています。そのため、自撮りをよくする人に向いています。画素数も高めのため、カメラ機能を重視したい人におすすめです。
アウトカメラ:1600万画素+200万画素(LEDフラッシュ、像面位相差+AF)
インカメラ:1300万画素+200万画素(ソフトLEDフラッシュ,FF)
コスパが高い
4万円で、CPUがオクタコア(4×2.36GHz+4×1.7GHz)、メモリが4GB RAM/64GB ROMと非常に高性能です。3Dゲームなどをしない限りは、サクサクとストレスなく操作できます。
保証を拡大できるファーウェイ安心保証
有料サービスになりますが、通常の製品保証期間1年とは別に、ファーウェイ安心保証に入ることで、『製品保証を1年→3年間に延長+水濡れ・落下サポート』を付けることができます。詳細は、公式サイト”ファーウェイ安心保証/ファーウェイ延長保証について”をご覧ください。『HUAWEI Mate 10 lite』は、6,500円で2年保証、10,300円で3年保証に加入することができます。月々300円以下で水濡れや落下の保証を付けることができるため、お得かと思います。但し、製品ご購入から1週間以内に加入する必要がありますのでご注意ください。
『HUAWEI Mate 10 lite』のデメリット
DSDS対応となっていますが、国内では実質的にDSSSとなります。そのため、SIM2枚同時の利用ができません。
Zenfone Max Plus M1同様、Wi-Fiが802.11ac(5GHz)に対応していません。
また、ジャイロセンサーもついていないため、ゲームによっては利用できない場合もあります。
『HUAWEI Mate 10 lite』の主なスペック
項目 | スペック |
---|---|
ディスプレイ | 5.9インチIPS液晶(フルHD) |
OS | Android7.0 |
メモリ/容量 | 4GB/64GB |
バッテリー | 3,340mAh |
カメラ | アウトカメラ1,600万画素+200万画素 インカメラ1,300万画素+200万画素 |
サイズ | 156.2×75.2×7.5(mm) |
重さ | 約164g |
microSD | ○(最大256GB) |
Wi-Fi | 802.11b/g/n(2.4GHz) |
センサー | 指紋/GPS/コンパス/照度/近接/加速度 |
SIMサイズ | nanoSIM/nanoSIM(DSDS)※ |
※国内では実質DSSS
6.8インチの高機能ファブレット『ZenFone 3 Ultra』
最後は、2016年12月9日にASUSから発売された『ZenFone 3 Ultra』です。発売価格は、59,800円で、他に紹介した機種と比べ少し古い機種になります。発売時は税込で約6万円以上しましたが、現在(2018年2月時点)ではネットで5万円前後で購入できるみたいです。
『ZenFone 3 Ultra』の特徴
6.8インチの大画面スマホ
4機種の中で最も画面サイズが大きい6.8インチのスマホになります。フルHDにも対応しています。
2,300万画素のアウトカメラに、高音質源のハイレゾ対応
少し古い機種になるのですが、カメラの画素数は2,300万画素と高性能で、手ぶれ補正機能も充実しています。また、サウンドにも力を入れており、高音質源「ハイレゾ」に対応しています。大画面ですので、映画を見るのに向いています。
4,600mAhの大容量バッテリー
バッテリーは、大容量の4,600mAhを搭載しており長時間使うことが可能です。
『ZenFone 3 Ultra』のデメリット
値段が高いというところが、一番のデメリットです。ですが、それに見合うだけの高性能であることは間違いないと思います。
本体カラーはシルバー、ローズゴールド、グレーの3色販売されていましたが、現在は、公式サイトでは売り切れのためシルバーとグレーは、入手が難しいかもしれません。
DSDSに対応していますが、SIMカードを2枚セットすると、microSDが使えないスロットになっています。そのため、
『ZenFone 3 Ultra』の主なスペック
項目 | スペック |
---|---|
ディスプレイ | 6.8インチワイドIPS液晶(フルHD) |
OS | Android6.0.1※ |
メモリ/容量 | 4GB/32GB |
バッテリー | 4,600mAh |
カメラ | アウトカメラ2,300万画素 インカメラ800万画素 |
サイズ | 186.4×93.9×6.8(mm) |
重さ | 約233g |
microSD | ○ |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
センサ | GPS/加速度/コンパス/照度/光/磁気/近接/ジャイロスコープ/指紋/RGBセンサ |
SIMサイズ | nanoSIM/nanoSIM(DSDS) |
※2017年4月18日よりAndroid7.0へアップデートが開始されています。
いかがでしたか?ファブレットと呼ばれる機種は他にもたくさんありますが、「自分だったら手頃で使いやすいこのスマホが欲しいなぁ~」と思った4機種をご紹介させていただきました。
私の母は、ファブレット(Xperia Z Ultra)を現役で使っています。もし壊れてしまった場合は、この4機種から買ってあげたいと思っています。
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